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メールマガジンから抜粋して掲載しております。
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    受け取るとき、なんと言うか?
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先週、カシータオーナーの高橋さんをお呼びして、

お話をしていただいたのですが、

どれも考えさせられる話ばかりでした。


そこで、とても印象に残った話があります。


ひとつご紹介させて頂きたいと思います。



■レストランをはじめて、5年目のある日、


高橋さんは、異例の処置をされたそうです。それは、


レストランへの納品業者

納品金額の多い上位15社をピックアップして、

この15社の担当者に異例のファックスを流しました。


「異例ですが、今月の支払いは、今までの電信送金ではなく、

 現金でお支払いします。

 担当者は、何時いつ、領収書を持って事務所に取りに来てください。」


と。

各担当者、15分刻みで青山の事務所に来るように

ファックスを流しました。



■そして、そのときが来て、担当者が来ました。


取り引きの多いところだと、850万、1千万近い額になります。


その額を、壱円単位まで、きれいに、

机の上に積み上げて、


正面にいる、過去5年間、レストランカシータに

何億というお金を納品してきた担当者に、こう訊きました。



「今から、君に、この現金850万を支払う。

 なんと言って受け取る。」



彼は言いました。



「ありがとうございます。」


、、、

その瞬間、


高橋さんは、バンッ!と、

ほんとに机をバンッと叩いて、立ち上がって、


「君は、君の会社は、5年間、億単位のお金を払ってきた私に、

 一度たりともありがとうと言ったか?


 うちの経理の女性に、振り込んだあとに、一度たりとも

 ありがとうございますって言ったことがあるか!


 なぜ言わない。」


怒りと悲しみがないまぜになった声で言葉を続けました。
 

「この850万は、

 うちのスタッフ130人が、毎日、

 ひとりのお客様から1万円のお金をもらうために、

 深々と頭をさげて、ありがとうございますと言って、

 その積み重ねの850万を、なぜ君は黙って受け取った。

 なぜ、ありがとうと言わない。」


高橋さんの会社の経理では、

たとえ3000円の入金があったとしても、電話か手紙かメールか何かで、

ご入金いただきました。ありがとうございました。

と言い続けてきたそうです。


「うちの経理に一度でもいいから、電話をもらう喜びを

 教えてあげてほしい」って。


そういって、現金を手渡していったそうです。




■お金をいただいてありがとう。


大切な当たり前のことに人は、慣れて、忘れてしまうんですね。

ほんとにそうだなと、じみじみと実感しました。



しかも、今のビジネスでは、金額が大きくなればなるほど、

目の前で現金で決済されることはなくて、

銀行振り込みなので、なおさら、そうなりがちなのかもしれません。



■銀行振り込みというので、

自分自身、はじめて支払いを、振り込んだ時の感情を思い出しました。


一生懸命稼いだお金が銀行の闇に消えていくような感覚、

きちんと相手に届いているのか、すごく不安の気持ち。

なんどもなんども振込み先を確認して振込みのボタンを押す。


だから、

もし、そのあと、すぐ電話が鳴って、

ありがとうございます。

と伝えられたら、すごくホッとしたに違いありません。



■人は、お金を払うことには、慣れないけど、

お金をもらうことには、いとも簡単に慣れてしまうんですね。



請求書を出したら、振り込まれる。当然だろって。

その当たり前のことに、ありがたみを忘れない。

お金をいただくことに慣れちゃいけないと思いました。



お客様からの入金があったら、

お礼の電話なり、メールなり、手紙をかく。

自分はどこまでできていたか。

とても大切なことに気づかせていただきました。

(2006/5/29)
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